パーマ剤で起こりうる毛髪の損傷につながる異常反応。

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2018.01.22

ペプチド結合の加水分解による切断

 

毛髪のペプチド結合は、タンパク質の骨格をなす

 

しっかりした結合ですが、アルカリ(或いは酸)により

 

加水分解されます。強いアルカリを使用したパーマ剤

 

第1剤に操作ミスが重なると起こる毛髪の損傷ですが

 

その結果、ペプチド結合は切断され、極端な場合は

 

髪が溶解してしまいます。

 

 

混合二流化物(ミックスドジスルフィド)の生成

シスチン結合の切断は2段階の反応で進むが、

 

反応が完結しない場合には毛髪中のシステイン残基に

 

チオグリコール酸が異種の二流化物として固定されま

 

す。毛髪中に異種の成分が入り込む事で、毛髪の強度

 

が低下したり、感触が悪化したりします。

 

ランチオニンの生成

ケラチンを強いアルカリのパーマ剤や脱毛剤で処理

 

するとランチオニンが生成します。

 

パーマ剤の正常な反応は可逆的で、何度でもパーマ

 

をかける事ができますが、このランチオニンが生成

 

する反応は不可逆的なため、一同生成すると元のシス

 

チン結合には戻らず、パーマのかかりにくい損傷した

 

髪になります。

 

システイン酸の生成

第二剤形酸化反応において、放置時間や塗布量が

 

不足すると再結合が十分に行なわれない事があり

 

毛髪の強度低下をきたし損傷につながります。

 

一方、第二剤塗布後府必要に長時間放置し、過剰に

 

酸化されたときにはシステイン酸と呼ばれる異常

 

酸化物が生成します。これは過酸化水素のみならず

 

臭素酸塩の場合にも起こり、感触低下や脱色をする

 

場合もあるので注意が必要です。

 

 

沖縄、那覇市の縮毛矯正

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